廃用症候群への取り組み

 

各種症例

歩行練習の前段階として、「ベッドの上でも歩こう」という合言葉で、立てない・歩けない方の運動量を増やすため2METsボードを使用しています。

腹部の外科手術後、車椅子に乗車すると眩暈が生じリハビリ室への移動が困難であったため、ベッド上での下肢運動練習等して導入し、徐々に歩行能力の獲得を得ることができました。


中心性頸髄損傷で呼吸機能障害・両上肢運動障害を有していましたが、残存している下肢の運動を受傷直後より開始し、その後人工呼吸機を装着したまま歩行練習に移行することができ、最終的には呼吸器からの離脱が可能となり杖歩行で自宅退院されました。


パーキンソン病在宅療養中の症例であり、機能維持を目的に在宅で使用しました。機能低下を予防することができ、手引き歩行可能な状態が続きました。
 
パーキンソン病の機能低下の原因には廃用症候群が加担しています。


廃用症候群にて歩行・会話不能となった症例です。リハビリ開始までは発語も困難な状態でしたが、音声指示装置にて上肢・下肢の運動を指示すると発語も可能となり、歩行能力を再獲得し自宅退院されました。