糖尿病を放っておくとどうなる？
糖尿病を放っておくと、様々な合併症が出てしまいます。
合併症とは？
その病気が元になって起こる、別の病気や症状のことです。
糖尿病には以下のような慢性合併症があります。
- 脳梗塞
- 脳卒中
- 心筋梗塞
- 糖尿病腎症
- 下肢閉塞性動脈硬化症
- 糖尿病網膜症
- 皮膚の病気
- 糖尿病神経障害（手足のしびれやなど）
- 感染症
このほか、高血圧や脂質異常症のある人や腎臓病のある人が糖尿病になると、それらの症状を悪化させます。糖尿病特有の合併症は三大合併症と呼ばれます。
糖尿病の三大合併症とは
糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症です。糖尿病特有の合併症で、血糖コントロールをしないでいると、糖尿病発症時から10～15年でこれらの合併症が出てきます。
糖尿病神経障害
その病気が元になって起こる、別の病気や症状のことです。
糖尿病には以下のような慢性合併症があります。
糖尿病網膜症
目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。中には失明する場合もあります。また、白内障になる人も多いといわれています。
糖尿病腎症
おしっこを作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんにおしっこが作れなくなります。すると人工透析といって、機械で血液の不要な成分を濾過して、機械でおしっこを作らなければなりません。週に２～3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病腎症です。
