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高血圧ってどんな病気?

 

血圧を調べる検査

血圧を正確に測るためには、少なくとも15分間は静かにすわって安静にしてから、測ることが望ましいです。血圧測定前の30分以内に、カフェインが含まれている飲み物を飲んだり、たばこを吸ったりすると、血圧が変動するので控えましょう。 高血圧の基準は、収縮期血圧140mmHgまたは拡張期血圧90mmHg以上、どこからが高血圧かというと、基準が決められています。わが国では、日本高血圧学会が日本人向けの高血圧治療ガイドラインとして、分類を行っています。

■血圧の分類(高血圧治療ガイドライン2004年版)

 
 

家庭血圧の正しい測り方

血圧を測るタイミング(いつ測るか)

  • 朝と夜、それぞれ少なくとも1回は測る。
  • 朝は起きてから1時間以内に。
  • 排尿後で、朝食前、降圧薬を飲む前に、いつもの自分のすわる姿勢で測る。
  • 測る前1~2分ぐらいは安静にする。
  • 夜は寝る前に。やはりいつもの自分のすわる姿勢で測る。測る前1~2分ぐらいは安静に。
  • できるだけいつも同じ時刻に測る。
  • 1週間に何日測るかは、かかりつけ医と相談して決める。
  • 血圧がよくコントロールされているときは、少なくとも週に3日、薬を変えたときや
    初めて治療を始めるときには少なくとも週に5日というのが、日本高血圧学会の指針。
  • 測った結果はすべて正直にノートなどに記録し、かかりつけ医にみせる。
  • 時刻と心拍数も一緒に記録しましょう。
 
  • これは、お医者さんが家庭血圧を診療の参考にするための最低限の指針。  もちろん、これ以外のときに測っても、毎日測っても大丈夫です。
 

家庭での血圧の測り方(どのように測るか)

  • 裸の二の腕にカフを巻く。
  • カフは肘関節にかからないように巻く。
  • 腕は机などに乗せ、心臓と二の腕が同じ高さになるようにする。必要があれば枕などで支持をし、腕は前に伸ばして、二の腕の緊張を解く 。
  • 極端に腕が太い人は大型カフを、極端に細い人は小型カフを用いるのが望ましい。
  • 測る腕は利き腕の反対が原則。左右の差が大きいときは、高いほうで測りましょう。
  • むずかしかったら、看護師さんや保健師さんに、よく教えてもらいましょう。
  • 指先や手首で測るタイプの血圧計では、あまり正確に測れません。指先の血圧と上腕の血圧では差があって、指先は極端に高くなったり低くなったりしますから注意しましょう。
 
出典 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp
(一部加工して作成、引用:2015年5月)
 
高血圧の予防